※画像はイメージです。
企画AVのバイトをしていたときのこと。
マネージャーから仕事依頼の電話が入りました。
- 「りかちゃん(私)、○月○日、午後1時から、エキストラの仕事あるけどどう?ギャラは1万円。場所は、東横線武蔵小杉だよ」
- 「?サポートガール…?」
- 「サポートガール」
- 「何ですかそれ?」
- 「男優が勃つように、裏方で待機して、男優にフェラとかしてあげて」
(ブイに顔出さなくていいんだ。それでお金もらえるなんてラッキー)
「わかりました。やりますよ」
ということで、当日神奈川の武蔵小杉まで向かい、
駅の出口で、メーカーさんが来るのを待っていました。
「おはようございます。りかさんですか?」
「はい」
「近くに車つけてるから、着いてきて」
メーカーさんに連れられ、歩いていくと、そこにあったのは大きなワゴン車。
乗り込むと、数人の女子がすでに乗っていました。同じ事務所の子が1人、あとは他事務所でした。
「じゃあ、スタジオに向かうね。もう、すごいことになってるよ。今日は大がかりだよ~」
数分で、講堂のような大きな建物に着きました。
中に入ると…
「うわ~~!」
思わず歓声をあげるほど、きらびやかな劇場!
ひらひらのカーテンに、大がかりなセット。大人数の撮影班。客席も…。
- 「ディズニーランドみたいでしょ」
- 「はい。AVじゃないですね」
スタッフさんのほうを見ると、どこかで見た顔がチラホラ。
それは、ソフトオンデマンドで会った人たち!
(今日はデマンドの撮影なのか…なるほどね)
それから私たちは控室に移動しました。
「ここに荷物置いて」
と言われた控室に、バッグを置き、別の控室へ移動。
『サポートガール』と聞いて来たのに、なぜか、メイクさんに座れと言われ、メイク。
その後、衣装を着ろと言われ、青のワンピースを着た私。
- 「…何やるんですか?」
- 「後ろのエキストラ」
(なんだ、やっぱり顔出るんじゃん……)
今日は、
ダンスモノの撮影で、呼ばれた女子10人は全員エキストラでした。
それに、サポートガールの仕事がくっついているのは私だけ。
遅れて、男性のエキストラ10人も来ました。
主役は、4人の女の子。他の事務所です。
ダンスモノなので、今日のために1か月以上もハードなダンスレッスンをしてきた様子。
男優も4人。リハで踊っていましたが、ダンサーなのかAV男優なのか、かなり謎。
撮影の前に、舞台に並ばせられ、パッケージ用の写真撮影開始。
総監督、振り付け師、無数のカメラに照明に音声…
スタッフさんだけで総勢30人はいました。こんな大がかりな撮影は初めて…。
写真撮影が終わると、
いよいよブイの撮影開始。
総監督の説明だと、シーン1~4まであり、エキストラが出るのは1だけ。
残りは、4人の主役女優と男優が、だんだん絡んでいく撮影。
私はそこで、ようやくサポートガールをするそうでした。
総監督が、
「じゃあエキストラの人、後ろに1列になって~。男性女性が交互になるようにね」
私は見ず知らずの男性エキストラに挟まれて並びました。
「よ~い、スタート!」
主役の女子陣が1人ずつ、前でダンスを披露していきます。
最初の2人はすんなり撮影を終えました。
3人目の子が途中でステップが飛んだりして、NGを連発。
ミスをすると、『あぁ…』とその場で顔を押さえ、悔しがっている様子。
「がんばれ~!まなみならできる!」
と残りの3人が激励。
(すごい体育会系だなぁ…よっぽどこの日のために練習してきたんだなぁ)
その子が、振り付け師と、振り付けの確認をしている間、
私は隣の30歳くらいの男性エキストラと小声でおしゃべり。
- 「なんか今日すごいですね…」
- 「ですね」
- 「普段何やってるんですか?」
- 「サポートガールだよ。こういうのじゃないけど」
- 「今日仕事ってこれだけですよね。ギャラいくらくらいなんですか?」
- 「2000円」
- 「え…そんなに安いんですか?」
同じ仕事なのに、男女でこんなに差があるのか…と思いつつ、
また撮影再開。
どうにかつまずいた子もダンスを終え、
最後の1人も終え、シーン1は終わりました。
これで、私の出番はおしまい。
控室に戻り、衣装から私服に着替えました。
エキストラはみんな帰りましたが、
私は仕事があるので、残りました。
が、サポートガールの存在なんて、どう見ても全員忘れている様子。
(ほんとに私必要なのかな…??ハッキリ言って、どうでもよさそう…)
でも帰るわけにもいかないので、後ろのほうにいたスタッフさんに
- 「あのー…今日サポートガールって言われてるんですけど…どこにいればいいですか?」
- 「そうだねぇ、じゃあ、あのサイドの幕のところに待機してて。絡みまでやる男優は2人ね。あの黒い服の人と、白い服の人」
- 「はい」
ということで、大がかりなセットと、緊迫した撮影班の間をサササー…とすり抜け、
横の幕に隠れて待機しました。たまたまそこに、絡みの男優のうち1人がいたので
「今日私がサポートガールなので、必要なとき呼んでください」
と挨拶。
カメラが回ってどんどん撮影が進んでいくのを、私は横から見ていました。
と、あれほどざわざわしていた会場内が、急に静かに…。
いよいよエロシーンへ…。
女優4人が、全裸になって、
それぞれの男優に乳首を触られたり、陰部をいじられたり、
「あん…あん…いやんいやん!」
とシーンとした会場内に響く喘ぎ声。
それをただ座って、幕の隙間から見ているだけの私…。
発射まではせず、途中でカット。
「今のシーン、写真だけ撮るから~!」
その姿勢のまま待機する主役たち。
総監督の横で、アシスタントみたいな人が、こねこねと紙コップで何かを混ぜています。
横に置いてあったのは、
『とろ~りザーメン液』というラベルの貼られたチューブ。
(え…AVのザーメンってみんな本物じゃないの?)
そんな商品がこの世にあるんだな…。
なんて思ってると、舞台にいたさっきの男優さんが『こっちこっち』と、私を手招き。
(私の出番だ!)
慌ててタタタタと走っていったはいいものの、
何すればいいのかわからない!
「どうすればいいですか?」と聞くと、
小慣れた男優さんは無言で私の頭を股間に手で持っていきました。
(フェラね…)
と、その場で公然とフェラ。
男優さんはプロなので、すぐ勃ち、私は30秒もするとまたサイドの幕へ。
たぶんこの男優さんは、プロだから、自分で勃たせることもできるけど、
親切心で暇そうな私を呼んでくれたんだなと思いました…。
写真撮影も終わり、シーン2まで撮影は終了。時間はすでにもう19時…。
1時間の休憩を挟むそうです。主役女優たちは、ご飯を食べたり、次のシーンを確認したり。
「今日徹夜だなぁ」
と言うスタッフさんの声がちらほら。
(てことは、私も徹夜…??いやいや、そこまでは聞いてない!)
おそるおそるスタッフさんに声をかけ、
- 「あの、私サポートガールで呼ばれてるんですけど、まだ残ってたほうがいいですか?」
- 「帰っていいんじゃない?」
(なんだ、やっぱりそんなものか…)
結局メインの仕事は、着衣のまま後ろで突っ立っているという、
エキストラの役だけでした。
(終わった~)
控室に行き、荷物を持ってそのまま徒歩で駅へ。
とそこで最悪な事態が…。財布がない!どこを探してもない!
PASMO(ICカード)があるから帰れはするけど、現金もキャッシュカードも全部ない!
かばんは、現場に入った時から帰るまで全く触ってません。
置いていた控室は、出入り自由…
(盗まれた…)
マネージャーに電話しましたが
「俺に言われても困る。警察に言って」
と冷たい反応。
何だよ!と思いつつ、家に帰り、真夜中に歩いて警察まで行きました…
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