※画像はイメージです。
企画AVのバイトをしていたときのことです。
私は、『ハードSM・スカトロ・アナルセックス』をNGにしていました
(業界でいう、3大NG)。
マネージャーから電話がかかってきました。
こんな風に、電話やメールで、仕事の依頼は突然来ます。
「○月○日、ソフトMの雑誌の撮影あるんだけどどう?ギャラ2万円ね」
(ソフトMかぁ…ソフトならばできるかな…)
とOKしました。
SMの撮影をするのは、初めてでした。
SMのイメージは、ピシャンピシャンとムチで叩いたり、
熱いロウソクを垂らしたり、縄でグルグルに縛って動けないようにすること…。
『ソフト』と聞いていたので、そこまでのことはしないだろうと思いつつ、
緊張しながら現場の出版社へ行きました。
Contents
SM撮影のAV現場はマニアック過ぎてビビる
出版社は小規模で、SM雑誌を専門に出す、
隙間産業的な会社でした。
後で別の業界人に聞いたところ「○○社は本気」というほど、
SMに対して本気に取り組む出版社だそうです。
週末の社内は、ガランとして誰もいません。
現場は、
- カメラ兼監督のおじさん
- アシスタントのお兄さん
- 私の世話係のお姉さん
そして私の4人だけで撮影は進行しました。
撮影現場は見るからに怖い
社内には、演劇ホールのように大きいSMの撮影場所があり、天井も高く、
吊るし用に鉄の棒が格子状にされています。
いたるところに工事現場にあるような赤いコーンがあり、
大量の縄が太さ別に並んでいました。
薄暗く、季節も冬で寒かったので、
そこは刑務所のような雰囲気でしたね…。
スタッフも異常な人ばかり
それよりも気になったのが・・・
アシスタントのお兄さんは爪がすべてありません。
はがれています。自分ではがすのが癖なんだそうです…。
もう一人のお姉さんは、家を出る前に、
何度も何度も鍵をかけたか確認に戻るそうです…。
なるほど「○○社は本気…」と言われている意味もよくわかりました。
どこか変な人が集まっていました。
(SMとは、そういう人たちの居場所なのだな。)
スタッフさんたちは、まず私の裸を見たとき、
少しゲンナリしていました。
その理由は「細い」…。
私は当時体重が42kgでした。
宣材写真を撮ったときは、47kgだったのですが、
直前にひどい胃腸炎にかかってしまって食事がとれなかったのが原因。
と言われつつ、撮影をやめるわけにはいかないので、
進行していきました。
【前編】ソフトSM編
1クール目:野外露出シーン
まずは、野外で露出撮影。
私は、ブレザーの制服を着て、公園に行きました。
と監督。
着衣のまま、手錠をかけた写真と、
ボールを口に挟む、口かせの写真を撮りました。
次に、社内に戻って、裸になりました。
遅れて、男優役がやってきました。
おとなしい、小太りの人でした。
たぶん、バイトか何かでやってきたのだと思います。
と、監督さんがあれこれ悩んでいました。
『アヌス』という聞きなれない言葉。これは『アナル』のことでした。
この監督さんは、普段『アヌス』と呼ぶようです。
2クール目:屋上でアナル拡張見せシーン
まずは屋上で撮影。
冬なので、冷たい風がビュービュー吹いていました。
こんなところで裸でいられるのは、M女くらいなもんだろう…
と思いつつ、
指示されたように脚立の3段目くらいにのぼり、アヌスを見せました。
カメラさんは、アヌスに近づいて写真を撮ります。
それから、
白いロープで私の両手首を後ろで軽く結びました。
そして、男優さんをフェラします。
ですが、男優さんも裸で、寒さのせいか勃ちません。
※いわゆる『勃ち待ち』です。
男優さんは少し隠れて、必死でしごいていました。
10分ほど待っていると、勃ったようで、フェラシーンの撮影も無事終了。
【後編】ハードSM編
先ほどの刑務所のようなスタジオに戻り、
いよいよ本格的なM撮影です。
1クール目:股縄を使った緊縛シーン
お姉さんは、私に縄を2種類見せました。
えんじ色の縄。細いのと、太いの。
- 「細いほうが痛みが強くて、痕も残りやすいの。快感になる人は、細いほうがいいんだけど。今日誰かに会う予定があったら、痕が残りにくい太めのほうがいいかな」
- 「実は私、縛られるの初めてなんです。今日は誰にも会わないですけど、太めの方でお願いします」
- 「Mだったら、もしかしたらハマるかもね」
- 「あはは、そうですか?」
- 「縄酔いって知ってる?Mの境地よ。『縛られてる自分~』って、縄に酔ってしまうの。私もMだから、ときどきここで吊るしもやるのよ。エビぞりで縛られて吊るされたりね。エビぞりはすごいよ」
なんて会話をしながら、
お姉さんにスルスルと亀甲縛りをされていきました。
人生初の亀甲縛り。
記念に(?)自分の携帯で写メを撮ってもらいました。
なるほど、華奢になった私は、おっぱいもぶにゅっと出ることなく、
肉もはみ出ず…、あまり絵にならないのはわかりました…。
亀甲縛りになった私は、ぴょこぴょことカメラの前まで歩き、
そこで両腕をさらに、物干しざおみたいな鉄の棒にくくられました。
実際にはこの棒は固定されていなくて、私の手で上下できるのだけど、
写真では棒ははみ出るので、棒にガッチリ固定されているように見えます。
「はじめまーす!」
パシャッパシャッ
シャッターが切られていきました。
男優も入り込み、50cmほどのムチを私の胸や背中にあて、
叩いているように見せます。
AVで演技をするといったら、『感じているフリ』くらいなものですが、
今回は、
- 『痛い顔』
- 『痛いけど気持ちいい顔』
- 『こんなことされてる私…』
みたいな表情を作るのに苦戦しました。
2クール目:蝋燭(ロウソク)プレイシーン
そして次は、ロウソク垂らしの撮影です。
お姉さんが、20cmくらいありそうな、
赤い、太くて大きなロウソクを持ってきました。
(うわっ!熱そう…!これはさすがにヤバイかも!!)
ヒィィと私は怖気づきました。
ですが、何も恐れることはありませんでした。
とお姉さんはニコリ。
何やら撮影で使うロウソクは、特殊なロウソクで、
普通のロウソクより低い温度で溶けるのだそうです。
なので、そんなに熱くないのだそう。
ロウソクに火がつけられ、カメラもスタンバイ。
私は棒に拘束されたまま、
膝をつき、少し胸を反りました。
胸に、ポタッポタッと、赤いろうが落ちてきました。
(なるほど、本当に熱くない…。)
熱めのお風呂くらいの温度。
これならやけどなんてしないな。
だけど、
(本物のMの人は、ロウソクは熱いほうがいいのかな…?)
なんて思いながら写真を撮られていきました。
私の胸は、真っ赤なロウで、
血で染まったようになっていきます。
さいごに
「OK!お疲れさまでした~」
すべての撮影が終わりました。
私は、縄をほどいてもらい、シャワー室へ直行。
確かに、手首やいたるところに縄の痕が残っていて、2日ほどは残りそうでした。
現場の空気が和やかだったので、
撮影自体はそこまでハードに感じませんでしたね。
むしろ、なんだか今まで知らなかった世界を垣間見たようで、
社会勉強をした気分でした。
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