ライター:
読者投稿：圭介
俺は今年で20歳。
岐阜県内の電子部品を作っている会社で契約社員として3年前からこの仕事をさせてもらっていて、
それなりに給料を貰い、休日は趣味を楽しみ平日は仕事で汗水流して仕事をしている。
でもそんな俺には大きな問題が…
それは、
生まれてから20年間 一度も彼女がいないことだΣ('???’)
~中・高校時代~同級生に相手にされない暗黒期
中学、高校の同級生の中には結婚をしている人もいる。
人と比べても意味がない。
俺は俺だ！
って強がっていたけど心の中では悔しい気持ちがあった。
思い返せば、
学生時代の俺は女の子とまともに話すことができなかった。
好きな子が出来ても緊張と恥ずかしさで話しかけることもできず、
せっかく好きな子が話しかけてくれたにも関わらず、
キョドってしまいまともに会話することができない超奥手な男子だった。
~社会人時代~出会いすらない絶望期
高校卒業後は正社員になれず、
ハローワークの求人で見つけた会社へ契約社員として働く。
そこは男性ばかりの職場で、
恋愛とは程遠い生活ばかりしていた。
勿論、女性との免疫力が全くないこの俺に彼女ができ、
その上結婚なんて果たして出来るんだろうか？
そう考えると悲しさと悔しさで心がいっぱいになっていた。
俺には女性を紹介してくれるような友達がいなかったし、
会社の中にいるのは女性といったらおば様方しかいない。
俺を取り巻く環境に女性の影はどこにもなかった。
ネットで出会いを探してみた
…となるとどうすれば女性と出会えるのだろう？
そんな事を考えながらスマホで『女性＋出会い』でググッてみた。
そうしたら検索結果に出会い系アプリが出てきて、思わず
(あーっ！これだ！)
って心の中で叫び、すぐさまダウンロード。
これなら出会いのない俺にも彼女が出来ると胸を躍らせながら、
会員登録したのはタップル誕生だった。
タップル誕生は男女のマッチング率が高く非常に使いやすい！
出会い系アプリ初心者の俺にはうってつけだ。
まずは気になる女性を探していいかも！を押していく。
タップル誕生は女性を見るために1人1枚のカードが必要で、
特にタイプでない女性が出てきた時にもカードを1枚使わないと次の女性を見る事ができない。
そこが不満な点ではあったが検索で自分の条件を指定することができる為、
これを使いタイプの女性と出会えるように進めていった。
そうして何日かする内に、
「いいかも」を押した女性から「いいかも」を返して貰えメッセージのやりとりを続けた。
(これは案外簡単かも！)
とまで思えるほど女性とメッセージのやりとりをしていたのだが、
ここで現実が牙をむいた。
いきなりその女性からのメッセージが途絶えてしまったのだ。
まぁ色んな人とメッセージのやりとりをしながら本命を絞っていったんだろうと思うけど、
手応えが良かったこともありすごく残念だった。
1人の女性との出会い
そんな事があった次の日、
"ある女性からメッセージが来た"
その女性は俺と同じ岐阜県の人で住んでる場所も結構近かった。
失礼な話、あまりタイプではなかったが、
プロフィールを見ると趣味も似ていて話してみたいと思ったのでメッセージを返した。
それから毎日メッセージのやりとりを続けた。
仕事の話、趣味の話、プライベートの事を話していくうちに、
段々とその女性と会ってみたいと思うようになった。
アプリ内で連絡先の交換をすることができるので、
「LINE交換しない？」
と持ちかけてみたが、
こういうのは始めてだしちょっと怖い気持ちもあった。
だが、そんな気持ちはすぐに晴れた。
相手の女性から「いいよ！」と返事が来て、
さらにLINEのIDを送ってくれた。
そのIDを検索すると紛れもないその女性だった。
(これが出会い系アプリか！本当に出会えるんだ！)
と、期待が確信に変わった瞬間だった。
それから少しやりとりをして、
岐阜市内のスタバで会うことになった。
会う当日、俺は緊張していた。
女性と話すのは久しぶりだったからだ。
車に乗り、目的地へと向かう。
目的地へと近づくにつれて緊張感も高まっていく、
おもむろにスマホを手にとり音楽を鳴らす。
俺の好きなラブソングだ。
今日彼女と出会って、
(一緒に遊園地に行ったり・旅行に行ったりするんだ・・・)
俺に春が訪れたんだ。
そんな事を思い、車を走らせた。
そうこうをしてる内に目的地につき、彼女にLINEを送る。
すぐに返事は返ってきて中で待ってるとの事だったので中に入ると、
彼女らしき人を見つけ、緊張を隠すように明るく話しかける。
「タップル誕生の◯◯さんですか？」
「はい！はじめまして！」
第1印象は笑顔がチャーミングで可愛らしい人で、
話が上手くずっと口角が上がりっぱなしでした。
さいごに
この出会いがきっかけで、
俺は彼女と初体験を済ませ童貞を卒業することができた。
嘘だと思われるかもしれないが、
今はネットで幾らでも出会える時代。
俺みたいにモテなくて陰キャな男でも、
ネットで出会った相手なら、もしかするとチャンスがあるかもしれないぞ。
