読者投稿:明美(仮名)
3日ほど前のことです。
私は、杉並区の京王井の頭線沿いに済んでおり、
そこから渋谷のOLとして働いています。
夜番もある会社で、就業時間まで仕事があり、
会社を出るのはいつも0時10分頃でした。
それからダッシュで駅まで走り、
終電の井の頭線に乗り込んでいきました。
Contents
【危険スポット】井の頭線で実際に起こった痴漢集
井の頭線は女性専用車両を導入していますが、
私は気にせず共用車両も使ってました。
車両は都心部を走っているにもかかわらず、
終電はいつも破裂しそうなほどの寿司づめ状態。
1人目:スカートを捲って触る痴漢師
そんなある日、家に着くまでの8駅の間、
混雑で押しつぶされそうになりながら、いつものようにドア近くに立ち、
疲れもあってウトウトしていました。
その日、
私はちょうど膝丈くらいのスーツを着ていました。
すると、なんだかお尻の当たりに、
違和感を感じました。
もぞもぞ…と何かが当たります。
最初は『かばんかなぁ…?』と思い、
またウトウト目を閉じていました。
ですが、かばんよりももっと細いものが2本、
私のお尻に押し当てられて、そ~っとなぞるような感覚があります。
それが、私の股の当たりを、往復するのです。
そ~っとゆっくりとなでられた後は、さすさすと早くなったり、
そしてまたゆっくりになったり…
今まで味わったことのない気持ち悪い感触で、
「痴漢だ!」
ととっさに思いました。
ギュウギュウで携帯も持てない状況ですが、
後ろを振り向くくらいはできました。
振り向いてみましたが、そこにはスーツを着た人、
音楽を聴いている人、酔って寝そうな人…
何人もいて、皆前を向いていたり、
目を閉じていたりして、痴漢らしい人が見つけられません。
『やっぱり気のせいかなぁ…』
と思って、また前を向いてしばらくすると、
またそ~っと指のようなものが私の股の後ろをなぞってきます。
『やっぱり痴漢だ…』と思いました。
その指は、
だんだんスカートをまくしあげるようにしてきました。
気持ち悪いのと、恐怖心でゾッとします。
ドラマみたいに「この人痴漢です!」と叫べられればいいのだけど、
振り向くと止まるので、誰がやっているのかわかりません。
私の降りる駅が来ると、逃げ帰るように外へ出ました。
痴漢は、この1回で終わることはありませんでした。
2人目:陰部をイジる大体不敵な痴漢師
またある日ギュウギュウの終電に乗っていると、
この間味わったような、何本かの指でお尻をなぞる感覚がします。
その日は金曜日の夜ということもあり、
いつにも増して混雑した車内でした。
私は立っているのがようようで、
体勢さえ変えられません。
痴漢になすすべもなく放置していると、
『OK』と思ったのか、その指は今度は前に移動してきました。
私の陰部を、スカート越しに、
もぞもぞとなぞりはじめたのです。
『ひゃっ!』と思った瞬間、電車がグラッと傾いて乗客全員がバランスを崩し、
乗客同士に少し隙間ができました。
3人ほど向こうにいた背の高い男性客と、
私の目が合いました。
その方が『この人この人!』というように、
私の右後ろにいる男性の方向を指さしてくれました。
ですが、その方向にいる男性が何人かいて誰がやっているのか特定できず、
結局捕まえることができずに、自分の駅で押し出されてしまいました。
勤務が続くうちに、
『痴漢に遭いやすい服装』というのがわかってきました。
スカート、OLのような格好は・・・もうダメです。
これを着ると、
もう100%といってもおかしくないくらい、痴漢に遭いました。
プライベートの日に、ジーンズのような硬いズボンを履いたのですが、
この時は痴漢被害には合いませんでした。
井の頭線は渋谷が始発で、
電車が来るまでにすでにたくさんの乗客が並んで待っています。
3人目:タッグを組んだ痴漢師
ある日、5分ほど時間があったので、
ベンチに座って、並ぶ乗客を見ていました。
すると、あっちの列に並んだり、こっちの列に並んだり、
なんだか怪しげな動きをする男性がいました。
その男性は、薄手のピンクのスカートを履いた、
1人で立っている女性客の後ろにピタリとはりつくよう並びました。
直観で、この男は痴漢だと思いました。
痴漢常習者は、
乗る前にすでにターゲットを定めているのです。
OLでブラック企業勤務の私は、私服に着替える時間もないので、
もう痴漢に遭ってしまうことは、半ば諦めてました。
勤務も半年ほど経ったある時、
私は仕事でミスをして部長に怒られてしまい、落ち込んでいました。
くたびれて電車に乗り、発車してしばらくすると、
1人がお尻の割れ目当たりを指でなぞってきます。
『またか…』
と思って悲しさと腹立たしさがこみあげてきました。
すると、最悪なことに、
今度は違う人の指が前のほうから伸びてきて、
陰部のほうをさすさすとなでてくるのです・・・。
そう・・・
一度に2人から痴漢されてしまったのです。
こんなことは初めてでした。
その2人は、知り合いではない?と思います。
電車がグラッと動いたり、
払いのけようと私が自分の腕を動かそうとすると、
2人とも指をひっこめるので、
ギュウ詰めの車内でその指がどこから伸びてきているのかわかりません。
涙が出そうになりました。
4人目:痴漢の域を超えた露出師
その日はストレスも溜まっておりイライラしていたので、
『今度こそ、捕まえてやろう』って思いました。
そして、
いつも電車がグラリと傾くところで乗客との間に少し隙間ができたとき、
おそらくお尻の側を触る男が・・・
(また痴漢か、絶対掴まえる!)
何て思っていましたが・・・、
なんと、反対の手で自分のスラックスの中に手を入れて、
ゴシゴシと自分のモノをしごいていたのです!
『ひゃっ!』
と…私はドン引きし、
怒りは、激しい恐怖心に変わりました。
『捕まえてやろう』という気持ちは、
『かかわらないほうがいい』という気持ちへと変わり、
自分の駅に着くと、ダッシュで帰りました。
さいごに
結局、痴漢対策方法は服装に気を使うしかなく、
トイレでジーパンに履き替えて帰る日々。
いつも忙しいのに、
わざわざこんなことして・・本当に女として生きるのは大変です。
痴漢・・・本当に憎たらしい存在だと今でも思います。