シュゥゥっと空気圧が抜ける音がした、
バスが停まった、車内にいるのは僕と運転手さんだけだ。
一番後ろの席を立ち上がった僕はよろめきながら歩き始める、
からっぽの車内には両側の窓から太陽の光が差し込み、漂うほこりがそれを反射している。
フロントガラスの向こうで、青いベンチに座った一人の女の子の姿。
麦藁帽子のリボンが風になびかせたその子は
こちら見て、僕と目があった瞬間さっと顔をふせた。
ここは、ある田舎の無人駅・・
8月のある日、セミの声と潮騒がひびく小さなこの町で
僕は彼女に出会った。
ってなわけで、
いきなり小説チックな出だしから始まりました!
せつないですねぇ~え?字数かせぎ?
とんでもないっす!いたって真面目!
今回の出会い系レポ、テーマは胸キュン!
このとき僕はまだ童貞でした、何を隠そうこの出会いこそが、
僕の出会い系人生で初の出会いだったんです!
童貞だった18歳の僕
当時、18歳の誕生日を迎え、
まだ女性を知らなかった僕はあせりを覚えはじめていました。
(まわりはどんどん童貞卒業するし・・さみしいなあ)
この頃は、
まだ出会い系サイトの使い方もよくわかりませんでした。
神待ち?サポ?いちご?状態です。
メールテクニックも0で、
変な業者からしか返信がきませんでした。
それでもなんとか一人の子と直メ交換成功!
ポチポチ一週間くらいやりとりして、
デートをすることに。
相手はなんと18歳!
当時僕は富山県の高校に通ってたんですが、
その子の家は石川県の能登半島の先っちょにあったんです。
地図でその場所を確認した僕は
(こ、ここかぁ・・どうやっていくんだろう)
戸惑っていたんです。
でもメールするうちに彼女がエッチOK的なことを言ってくれたので、
僕の出会い系遺伝子が覚醒をはじめます。
初体験を求めて出会いに行く
いくしかねえ!
ついに童貞卒業だ!てかまじでセックスできんのか・・うおお
(メンズの皆さん覚えていらっしゃいますか?はじめてセックスができるとわかったときの胸の高鳴りを・・)
なんか気がついたら電車の乗り換えやらなんやら調べてました。
草木のトンネルのなかをガタンガタン進む。
USJのアトラクション並みに
臨場感のあるローカル電車に揺られて2時間。やっと到着、ではなくここからさらにバスに乗ります。
バスには乗客が僕一人!
窓の向こうに海が見えてきました、ひゃっほい。
(やっべ、約束の時間すぎてる)
しかも悪いことに携帯の充電も切れちゃいました。
怒って帰っちゃってたらどうしよう?
(こんな田舎まで来て、一人ぼっちはきついなー)
と心細くなってきました。
初せっくす?ここはどこ?女の子?
頭の中がグルグル回ってきました、
緊張とバス酔いでピュアな童貞の心は今にも壊れそうです。
そして場面は冒頭のシーンに戻ります。
(スクロールお願いしゃーっす!)
初デートはキョドりまくり
声をかける前に目があってしまいました。バスに乗っているのは僕だけです。
もう来たってバレバレです。変な汗をかきながら彼女に近づいて、
今思い出しても恥ずかしい>< キョドりすぎの一言、
彼女はというと
フルフル!っと頭を上下に振ってうなづいてます。
(か、かわいい・・)
ほっぺたをぷくっと膨らませる感じですねたような表情をしてました。
よく見ると手元には食べかけのジャガリコが・・
これを食べながら待ってくれていたのでしょう。
僕は怒ってるのかなー?と不安になりつつ、彼女と歩きだしました。
僕は、
と言うのですが、彼女は相変わらず黙ったままうなづくだけです。
心なしか早歩きの彼女に僕の不安はつのるばかり。
手をつなごうと、彼女の手をとっても、
と返されてしまいました。
予定ではこの後、二人で海を見に行くはずだったのですが、
そんなムードでもありません。
(このままではセックスできないのでは・・)
という絶望感を抱き始めた僕は、
思い切ってホテルに彼女を誘ってみることにしました。
初セックスの感想は・・・「こんなもん?」
ここで断られたら打つ手がありません。
休むといっても、ラブホテルなんかこの辺にはありません。
小さい宿屋でセックスする作戦です。
・・・コクリ
やったー!彼女がうなづいてくれた!でも本当にセックスするのか・・
心臓の鼓動が激しいビートを刻んでいたのを覚えています。
寂れた小さな宿の二階へ入ると、
湿っぽい畳におふとんがしいてありました。
なんていうか・・その風景があまりにもガチすぎて、
童貞の僕にはキツかったです。
人妻が濡れ場を見せる生々しい邦画の舞台セットのよう・・。
ド田舎らしく、
夕方4時だってのにローカルチャンネルで人気アニメの再放送とかやってました。
ヒザを抱えてそれに見入る彼女。
無垢だなあ・・一個下とはいえ、
話しかたや仕草がロリってて可愛いです。
顔はちょっとそばかすがあって、
口がややとんがってる点をのぞけばかわいい部類には入るのくらいでした。
変な英語が書いてあるTシャツはちょっとダさかったですが、
胸はむっちりでてました。
先に彼女がシャワーを浴びにお風呂へはいりました。
スリガラスの向こうで動く肌色の肉体にドキドキ。
バスローブを巻いてでてきた彼女。
はじめての生おっぱいに気絶しそうなほど興奮しました。
むちっとした体の感触も忘れられません。
後ろからピトっとくっつくと、
胸の谷間からシャワーの湯気がじんわりのぼってきます。
(ああ・・これが女のぬくもりかあ・・)
初めての前戯にも積極的にチャレンジ!
AV鑑賞歴8年のキャリアを爆発させます
(`・ω・´)「オラオラオラオラ!」(高速手マン)
童貞にありがちな高速手マンも披露。(多分痛がってました。)
体位を三回くらい変えてやっと挿入にも成功。
(あふう・・なんかあったかい・・あ・・あ)
2分ももたずにフィニッシュ。ごっつぁんです。
我ながら情けない初セックスだったのですが、
終わったあと彼女は僕に抱きついてくれました。
って言ってくれたので自信がつきました!本当に感謝してます。
ちょっとつかみどころのないミステリアスな雰囲気を持っていた彼女
(女ってこんなもんなのかなあ?)
と思いつつラーメンを食べて家路へ
ここから僕の出会い系ライフは本格的に始まるのです。