貧乏学生だった私は、
いつもお金に困る生活をしていました。
色々とネットで検索しているうち、
私は『プライベートでモデルをする』という、
個人的な取引がこの世にあるということを知りました。
いわゆる『個撮』です。
それは、撮影会モデルのように仲介者がいません。
お金も、その場で手渡しです。
援交の、セックスがないバージョンみたいなものでした。
Contents
モデル募集掲示板で1人の依頼者と出会う
怖さもありましたが、また週末に取り立てに来るNHKの集金も同じくらい怖く、
思い切ってこのモデルをやろう…、と決心しました。
「モデル 募集 掲示板」と検索すると、たくさんヒットしました。
都内に住んでいる私は、地方に比べると募集をかけている男性が多く、
選択肢が多かったので少し助かりました。
だいたい、
「都内近郊でヌードモデルをしてくださる20代の女性を募集します。2時間でギャラは2万円。場所はメールにてご相談。顔写真を添付してメールください」
などといった文言で、
募集がかけられています。
ある人のモデル募集の投稿に、
『実●あり』
といった、見慣れない文字をみかけました。
ギャラが高かったので、その方に
『メールで拝見させていただきました。モデル希望ですが、実●とは何でしょうか?』
とメールしたところ、すぐに返信が来て、
『実●とは、実技のことです。つまり、フェラをしてもらいます』
と書いてありました。
さすがにそこまでやる気もなく、
怖いので、この人に応募するのはやめました。
他の候補者の何人かにメールを送り、
アパートから6駅ほどのわりと近い場所で撮影してくれる方にお願いすることにしました。
2時間で、ヌードありの撮影で、2万円です。
何回かPCのメールでやりとりした後、
携帯の番号とメールアドレスを交換しました。
ヌード撮影会で起こったリアル体験談
撮影場所は新宿の高級ホテル
指定された場所は、
新宿駅西口の『京王プラザホテル』です。
そこに、夜7時に集合することになりました。
思いのほか高いホテルを指定されたので、びっくりしました。
誰も守ってくれる人がいない、何かあったらどうしよう、究極、
レ×プされてしまったら??…といった恐怖心はもちろんあって、
警戒もしていました。
その一方で、『タダで京プラに行ける!なんだか嬉しい!』という気持ちも、
実は少しあったのも事実です。
金曜日の夜、撮影の時間がやってきました。
学校から帰った私は、急いで新宿まで向かいましたが、
新宿駅からホテルまでの道に迷ってしまい、遅刻しそうでした。
そのことを待っている男性にメールすると、
『部屋番号はXXXXです。直接来てください』
と返信が来ました。
20分ほど遅刻して、ダッシュで京プラに入り、ドアマンを振り切るようにエレベーターに乗りこんで、
怪しまれる視線も少し感じつつ、10階の指定された部屋まで行きました。
現場は高価な機材がズラリっ
部屋に入る前、やはり恐怖心がピークになりました。
(一体どんな人が待っているんだろう…?本当に危ないことは何もされないのかな…?)
色んな不安をぬぐえないまま、『ふぅー』と深呼吸をして、思い切ってドアを開けると、
入ってきた光景は、すでにセットされた大きな3脚カメラ。
そのカメラの後ろに、眼鏡をかけた50才くらいの男性が、
無言で足を組んで座っていました。
そして、入ってきた私を、見定めるようにじーっと凝視していて、
一瞬ゴクンと唾を飲みました。
料金は手渡しで2万円をゲット
との優しい返事。
少し話してみると、
どうやらそんなに怖い人ではなさそうです。
料金は前払いで、2万円を手渡しでもらいました。
これで受信料が払える…と安堵感が沸きました。
でも、まだ仕事はこれからです。
【微エロ】本格的なフルヌードになりアソコも個撮される
メイクや髪を整え、撮影の準備をしました。
男性は、パシャッ、パシャッとテスト撮影のようなものをしています。
とのこと。
すぐに私は、ベッドの上でポーズを撮るように指示され、
などと言われるがまま。
絶え間なく、パシャッパシャッとシャッターが切られるのを待っていました。
撮影中にいろいろ会話をしましたが、
この男性は奥さんも子供もいるそうです。
服を少し脱ぎ、
私はランジェリー姿になったとき、ちょっと聞いてみると、
とのこと。
切手収集とヌード撮影はだいぶかけ離れている気がしましたが、
流出の危険はあまりなさそうな気はしました。
出したとしても、彼は私の電話番号とメルアド以外何も知らないので、
身元までバレることはないかな…と思いながら、
最後はヌードになって撮影をこなしました。
もちろん、陰部も見せました…。
2時間という時間が来て、撮影が終わりました。
時計は、夜10時を指しています。
NHKの受信料を支払うというミッションは、
どうにか果たせそうでした。
三脚を片付けながら、男性は、
と私に聞いてきます。
男性は、家に妻子もいることだし、
帰るようでした。
本当に、これが趣味の活動なんだとわかりました。
と言われ、私はルームキーを渡されました。
そして本当に、男性は、
と、そのままあっけないほどの速さで、
ドアを開けて去っていきました。
高級ホテルに1人残された私…。
でも、もう身の危険はありません。
撮影中はずっと部屋のカーテンが閉められていたので、
まずカーテンを開けてみました。
裏バイトとしては有り
『うわぁ~』
目の前に広がったのは、東京都庁の夜景。
こんなところに1人でいるのが、もったいないような気がしました。
残業をしているのか、都庁はまだいたるところ電気がついています。
そして、そのまま私はその高級ホテルのお風呂や、ふかふかのダブルベッドを満喫し、
いつのまにか眠りについて、朝目覚めました。
目覚めると、
『なんでここにいるんだっけ…?…ああそうか、モデルやったんだった…』
と昨夜のことを思い出しました。
財布に間違いなく2万円が入っていることを確認し、
私は京王プラザホテルにタダで泊まるというよくわからない希少体験をして、帰宅しました…。