地元を離れ、東京で学生生活を送っていた私は、
ブランド物を買いあさることにハマっていました。
ですが、仕送りと週3回の塾講師のバイトだけの生活で、
5万も10万もするようなグッチやヴィトンといったスーパーブランドのバッグが買えるわけがありません。
なんとなく、インターネットで「高収入 バイト」などと検索すると、
治験や風俗の求人がズラズラと出てきました。
ですが、塾のバイトもしているし、
かけもちでそこまでガッツリとやりたいわけではありません。
その中で、単発でヌードモデルをする、
いわゆる「プライベート撮影会」の裏バイトを見つけました。
Contents
ヌードモデルのバイトに応募してみた
モデル募集掲示板『P』
主催している事務所で簡単な登録をし、月に何回か指定された場所に行って、
3~4時間の間で撮影者に1:1で撮影されるという内容でした。
時給は1万円です。
その事務所のホームページをチェックすると、
「○月○日 ○時~○時 ○○さん撮影会!」
『撮影者&ヌードモデルの募集記事』が書かれていました。
登録モデルの女の子の写真も、15名ほど、
もちろんぼかして掲載されていました。
モデル募集のページには、
『撮影は個人観賞用であり、第三者に流出させないように規約に署名していただきます。安心してご応募ください。』
という内容が書かれていて、
(それならばやってみようかな?)
と、面接の予約を入れました。
初面接は水着姿を撮影される
当日、指定された場所にマンションに着くと、
と1人の男性(以下Sさん)が出てきました。
浅黒く、格闘技をやってそうながたいのよさで、少し強面です。
聞いてみれば、このSさんは、
1人でこの仕事を運営しているそうです。
歳は45歳くらいに見えました。
強面ではありましたが、話してみると、親しみの沸く人でした。
とさっそく出された黄色のビキニ。
とCカップのビキニを着て、
胸をギュウギュウに上げて写真を撮りました。
Sさんが私たちの体に触ることは一切ありません。
仕事の依頼は早急に決まる
ヌード撮影がどんなものかはさておき、
赤坂プリンスに入ることができると聞いて、なんだかワクワクしました。
との質問。
撮影会には、ヌード撮影に加えていくつか裏オプションメニューがあって、
『アナルパール、フェラチオディルド、放尿、バイブレーターでオナニー、動画撮影』
などの項目がありました。
私は動画以外はすべてOKにしました。
ヌードモデルのバイトは個人のAV撮影会みたいなもの
撮影会①:オナニーを要求される
そして、いよいよ初めての撮影の日がやってきました。
初めて足を踏み入れる赤坂プリンスホテルのゴージャスな雰囲気に圧倒されながら、
20階の指定された部屋に行きました。
タダでこんなところに入れるなんて最高の気分です。
それだけで嬉しくなりました。
部屋はダブルベッドで、
私は準備をして、ベッドサイドで待機。
お客さんが来ると、Sさんは、隣の洗面所の洗面台をデスクにして、
注意事項などを説明していました。
一連の説明が終わると、
とドアが開きました。
入ってきた男性は、チェックのシャツの、
優しそうなおじさまでした。
手には一眼レフカメラを持っています。
と挨拶をして、初めは着衣から撮影。
そして、会話をしながらだんだん脱いでいき、
15分もすると、私は全裸になりました。
後からわかったことですが、この撮影に来る人は、
みんな陰部をもろに…撮りたいのです。
きっと他のところでは、
そんなもの撮れる場所がないから。
だから私は、どのお客さんでも、必ず同じポーズの要求をされ、
毎回といっていいほど手で陰唇を広げて陰部を見せました。
そして、そのまましばらくじーっとしていて、
シャッターは、どんどん陰部に近づきながら、カシャッカシャッと切られていきました。
不思議な気分でした。
そしてまた、ほとんどのお客さんが必ず、
『バイブレローターオナニー』をオプションでつけていました。
でも、
お客さんはバイブを入れてポーズをとっている私たちを撮りたいのではなく、
本気でオナニーをしている私たちを、
あっちやこっちの角度からスナップショットのように撮りたいのです。
だから、本気でオナニーをしなければいけません。
って、たくさん喘ぎながら、
ベッドの上でバイブオナニーをしながら悶えるフリをしました。
カメラマンさんがあちこち動いて、
どんどんシャッターを切る音が聞こえてきます。
と言ってイキ、チラリとカメラマンさんの顔を見ると、
興奮していたのか、顔は真っ赤でした。
撮影会②:放尿を要求される
そしてとうとうある日、
『放尿』のオプションを付けたお客さんがやってきました。
放尿はホテルルームのバスタブを使うので、
Sさんは別のルームに移ります。
普段Sさんが洗面台をデスク代わりにしているのは、ずっと隣に張り付いて、
私たちの身の安全を確保する意味もあったのですが、そのSさんがいなくなります。
と、Sさんから防犯ブザーを渡されました。
やってきたお客さんは、
やはり一眼レフを持っていました。
いつものように、また私はベッドの上で陰部の花びらを広げるように言われ、
アソコの写真をパシャパシャ撮られていました。
いざ、放尿シーンのとき、
私たちはバスルームへ移動しました。
(知らない男の人の前でおしっこをするなんて…)
とても緊張します。
私はバスタブの上に、足を広げて座り、
と、カメラマンさんからOKが出るのを待ち、
おしっこがバスタブの中に落ちていくように、放尿しました…。
とても恥ずかしかったです。
そして、その瞬間シャッターは、
カシャカシャカシャカシャ!
と連写で押されていました。
ヌード写真の流出は避けられない
すべての撮影が終わると、
とSさんが戻ってきました。
少し時間があったので、Sさんと話をしました。
Sさんは煙草の煙を吐きながら、
と今さら(?)のようなことを言ってきます。
続けて、
と、また今さらなことを言ってきました…。
毎回、お客さんには『第三者への流用禁止』の項目に署名はさせているはずですが、そう言われるとなんだか怖くなりました。
【Sが逮捕!?】給料は1回分しか貰えず
その約1か月後、事務所(Sさんの自宅マンション)に、
ギャラをもらいに行きました。
しかし、
オートロックのインターホンを『ピンポーン』と何度押しても、
誰も出てきません。
(時間を間違えたのかな?)
何度も携帯電話にかけてみましたが、
留守電に切り変わって繋がりません。
1時間マンションの玄関に立ち、何度もインターホンを押したり、
電話をかけたりしてみましたが、結局Sさんにはつながらず、仕方なく家に帰りました。
その2日後、Sさんからメールが入ってきました。
(警察?!何か、ヤバいことあったのかな!?)
ビックリでした。
それから、突然Sさんとは連絡が取れなくなって、
サイトも突然削除されました。
私の仕事も、そこで終わりでした。
ギャラも1回分しかもらえずに…
ただ、自分の陰部の写真だけが、
今も10数名の誰かのところに残っているのです…